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74歳、黒澤明は
最後の戦いに挑んだ。
映画『乱』の製作現場で、
一本のカメラが、
誰も見たことのない姿を捉えていた。 巨匠としてだけではない、
人間・黒澤明の隠された真実。

『映画の中の黒澤明』予告編

映画『乱』公開から40年。
その製作現場に唯一残されたメイキング映像をもとにした
ドキュメンタリー映画
『映画の中の黒澤明 Filming Akira Kurosawa』 は、
2026年、日本語ナレーション版として新たに生まれ変わりました。
そして本作は、 2026年ベネチア国際映画祭および 第39回東京国際映画祭に出品されました。
Filming Akira Kurosawa Akira Kurosawa documentary rediscovered after 40 years

2026年5月31日 新宿 地域交流館 
         新宿区にお住いの60歳以上の方 無料上映会

なぜ完成に40年かかったのか――『映画の中の黒澤明』誕生秘話

それは、映像が「撮れた瞬間」から、長いあいだ“見えない=再生できない存在”になってしまったからです。

私は1984年から一年間、『乱』の製作現場に密着し、150時間、約400本のU-maticテープを撮りました。ところが撮影後、ある悲劇によって素材がすべて行方不明になり、十三年間戻ってきませんでした。
ようやく見つかった時には、今度は再生機器が世の中から消えていて、すぐに見ることすらできなかった。さらに当時はデジタル化の技術も費用も高く、撮影から二十年経っても、私は自分の映像を見られませんでした。

諦めかけていた2008年、黒澤監督が夢に出てきて、こう叱ったんです。

「河村君、君は本当にこのビデオの価値が分かっているのか」と。
私は借金をしてデジタル化に踏み切りましたが、破産し、離婚も経験しました。
それでも未編集映像をYouTubeで公開すると、世界から大きな反響が返ってきました。

ただ、映画に仕上げるには、まだ時代と資金が追いつかなかった。

そして2020年、私は胃がんになりました。

「このまま作品化せずには死ねない」
――そう思った時、時代がようやく追いついていた。プロジェクター上映が当たり前になり、個人のPCでもハイビジョン編集ができる時代になっていたんです。
こうして四十年越しに完成したのが、『映画の中の黒澤明 Filming Akira Kurosawa』です。

これは私一人の映画ではありません。黒澤組の現場の時間が、四十年の時を超えて、いま皆さまに届いた記録です。

『映画の中の黒澤明 Filming Akira Kurosawa』
 河村光彦監督作品(93分)
『映画の中の黒澤明』は、1984〜85年に制作された黒澤明監督の大作映画『乱』の撮影現場を記録した、極めて貴重な舞台裏ドキュメンタリーである。 当時大学生だった河村光彦が、撮影現場で唯一取材を許されたビデオ撮影者として記録した本作は、150時間を超えるオリジナル映像をもとに構成されている。そこには、黒澤監督の演出方法、俳優との向き合い方、そして映画づくりに対する哲学が、極めて親密な距離感で映し出されている。 本作は、黒澤明を神話化された“巨匠”として描くのではなく、穏やかで厳格、時にユーモアを交えながら、周囲の人々に深い配慮を向ける「ひとりの人間」としての黒澤の姿を捉えている。黒澤が同じ場面を何十回も繰り返す理由は、単なる完成度の追求ではなく、俳優の演技から“真実”を引き出すためであることが、観る者に伝わってくる。 本作には、後年の回顧的ナレーションや学術的解説は一切存在しない。黒澤自身の行動や言葉を通して、映画が生まれるその瞬間を、観客が直接体験できる構成となっている。 本作は日本国内で高く評価され、『キネマ旬報』をはじめ多くの批評において、その記録性と節度ある表現が称賛された。また、二度と再現できない創作の現場を保存した作品として、高い文化的価値が認められている。 『映画の中の黒澤明』は、『乱』がいかにして作られたかを記録した作品であると同時に、人間を信じ続けた黒澤明の精神、そして映画という表現の力そのものを伝える証言でもある。

作品データ
監督:河村光彦
上映時間:93分
撮影期間:1984〜1985年
言語:日本語(英語字幕版あり)
受賞・評価:日本映画ペンクラブ賞 奨励賞
      映倫「次世代への映画推薦委員会」推薦

なぜ今、この作品なのか
効率やアルゴリズムが映画制作を主導しつつある現代において、『映画の中の黒澤明』は、忍耐、規律、そして人間の創造性への信頼によって築かれた映画のあり方を静かに提示する。その価値観は、いま世界の観客にこそ強く響くものである
※映画上映時のみ上映館でのご購入特価4000円

『映画の中の黒澤明』
Filming Akira Kurosawa
ブルーレイ販売中

日本語字幕・日本語ナレーション版93分
∔English subtitle・日本語字幕版93分
∔予告編2分∔未公開映像
全208分収録版
Blueーray
  • 通販価格
  • 4,800円
  • (税込)
DVD  
日本語字幕版93分∔予告編×3
  • 通販価格
  • 3,800円
  • (税込)
商品名
  • 販売価格
  • 1,000円
  • (税込)
 
追悼のお知らせ   
黒澤明監督の平和への願いを、
美しい音楽として本作に託してくださった

作曲家・演奏家の 山田百合子さんが、
2025年12月12日、乳がんのためご逝去されました。

『映画の中の黒澤明』で使用されている楽曲は、
すべて即興で演奏されたものです。

録音当時、山田さんは乳がんの闘病中でした。
ご本人は後に、 「曲は天から降ってきた」と語っておられます。

その音楽は、言葉を超えて、 黒澤明監督が生涯抱き続けた
人間と世界への祈りを静かに包み込んでいます。

ここに謹んで、 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

確かな評価が、作品の価値を物語る
黒澤明『乱』撮影の裏側を記録した稀有なドキュメンタリー『Filming Akira Kurosawa』

日本映画ペンクラブ賞 2024 奨励賞 受賞


前身である『LifeWorkofAkiraKurosawa』としての上映活動から、
その芸術性と記録的価値が高く評価されました。

「これは単なるメイキングではない。一人の偉大な芸術家の魂の記録だ。」
– ピーター・バラカン

劇場で、本物の黒澤明に出会う。

作品名: 映画の中の黒澤明
Filming Akira Kurosawa

監督: 河村 光彦 撮影: 谷口 裕幸 音楽: 山田百合子

映倫区分: G 

『映画の中の黒澤明』Filming Akira Kurosawa
予告編 2分
https://youtu.be/UUTli3y0ZTw

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