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救いの書: 黒澤映画が人生の教科書だった ペーパーバック  河村光彦 (著)
黒澤明の映画は、人生の教科書だった――。著者は、自身の苦難と再生の体験を通して、黒澤作品に描かれた「罪」「贖罪」「赦し」「希望」の物語と静かに向き合い、それらを一つの人生の答えとして紡ぎ出します。代表作『生きる』『七人の侍』『羅生門』『赤ひげ』などに登場する不完全な人間たちが、どのように他者と出会い、自らを乗り越え、誰かのために立ち上がっていくのか。その姿に私たちは何を学べるのか。

本書は映画の解説ではなく、人生の物語です。著者自身が「なぜ生きるのか」という問いを抱え続け、黒澤映画の現場で出会った監督のまなざしと、生涯にわたり記録してきた映像から導き出した“祈り”の書でもあります。黒澤明の記録映画『Life Work of Akira Kurosawa』の監督として、38年をかけて完成させた著者が、今あらためて語る「人はなぜ生き直すことができるのか」。その答えが、読者一人ひとりの心に静かに問いを投げかけます。

藪の中の光: ― 三つの嘘と、ただひとつの光のために ペーパーバック 河村光彦 (著)
芥川龍之介の短編『藪の中』と、黒澤明監督の映画『羅生門』。二つの傑作が交差する場所に、人間の語り、沈黙、赦し、そして再生への希望が見えてくる――。

本書『藪の中の光』は、「語られぬ倫理」というテーマを軸に、文学・映画・宗教・文化の境界を超えて、私たちが今なお直面する「真実とは何か」「赦しは可能か」という問いに挑みます。

著者・河村光彦は、黒澤明監督の集大成映画『乱』の現場を記録し、その失われた映像の修復と初公開に尽力してきた。
記録映画『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』の監督及び製作者。長年70mm映画の監督を務めた。
その経験と人生の節目が、本書に深いリアリティと魂を吹き込みます。

“光は語られぬ場所にも差し込む。”
人間の弱さと希望に寄り添う、静かなる倫理の書。

― 語られざる倫理と救済の物語
この深遠な文学エッセイは、芥川龍之介の短編小説『藪の中』と黒澤明監督の映画『羅生門』を考察し、沈黙、物語、許し、そして人間の道徳といった永遠のテーマに迫ります。真実は本当に語られるのでしょうか?許しは果たして可能なのでしょうか?

胃癌と闘いながら、苦難の影の中で書かれた本書は、批評的な研究であると同時に、救済の証言でもある。
相反する真実の混沌の中で意味を求める人々に差し出される、静かで力強い光である。

劇場で、本物の黒澤明に出会う。

『映画の中の黒澤明』
Filming Akira Kurosawa
予告編 2分
https://youtu.be/sGUU7ZBqzn4

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